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オランダへの旅3日目④オランダ有数の古都、デフェンター その2。

  • 執筆者の写真: tripampersand
    tripampersand
  • 2016年9月7日
  • 読了時間: 3分

デフェンターでの夜の過ごし方(私たちの場合・・・)

 荷物を置いたらもう夕方。夕飯がてら、町の散策に出かける。もうこの時点で、デフェンターの街が好きになっていた。街の規模、古い建物が立ち並ぶ様子、ウィンドウショッピングを楽しめるお店。

 レストランの集まるエリアにはそれなりに人が集まっているけれど、町中でごった返すということもない。それでいて、街中に大きなスーパーもある!

 壁一面のハムコーナー。

 その隣には同じくらいのチーズコーナー。

 乳製品はなんと小部屋に売られている!

 羨ましい充実ぶり。またしてもテンションが上がる。朝食付きの宿なので、買う必要ないのが残念なくらい。

オランダのスーパーのハムとチーズコーナー

 街中のレストランエリアも、訪れているのはオランダ人が多いようだった。おかげでレストランに英語のメニューがあるとは限らない。今日はろくにお昼を食べなかったので、夜はしっかり食べようとなり、がっつりお肉を食べることになった。

 外のテラス席はどこも賑わっているのに、店内には人一人いなかった。それでも、外は寒すぎるからと中に入る軟弱な私たち。

 店内は予想外にカントリー。お洒落なステーキハウス(だと思って入った)イメージを裏切るカジュアルな内装。誰もいないので、店員も放置。貸し切り状態で寛ぎ過ぎて眠くなる。

つまみに出されたのは、トルティーヤチップス。美味しくて止まらなくなる。けれど、必死に自制心を働かす。私が頼んだのは肉のグリル盛り合わせ。妹はラムステーキ。(とりあえず理解できた間違いないメニューから選んだ。)それなりのボリュームだろうと思った通り、運ばれてきたのは豪快なお肉と大きなベイクドポテト、サワークリーム添え、と更に大量のフライドポテト。ポテトにポテトは要らないでしょ、と思ったけれど、これはすべてについている様子。外のテラス席にも次々と運ばれていく。

オランダの食事。デフェンターで食べたグリル盛り合わせ。

 お肉は美味しかった。けれど、若干焼き過ぎで固め。本当はレアが好きなのに・・・。そんなこと言いつつも完食。さすがに山盛りポテトは無理だった。

 私たちにしては頑張った!と思っていると、外のおじいさんのお肉、皿からはみ出している!と妹が騒いでいる。きっと、それでみなさんデザートも食べたりするんだろうな。でも、もう無理。頼んだグラスワインも半分しか飲めていない。

 食後は腹ごなしにエイセル川沿いを歩いて帰る。こちらの一日は長く、今がちょうど、夕暮れ時。前方の空が美しい茜色に染まっている。見事なグラデーションにため息をついていると、背後では月が輝き出していた。

オランダの古都、デフェンターの夕暮れ

デフェンターの美しい夕暮れ

 宿に戻ると、ホテルスタッフが隣の部屋をノックしていた。

「ちょうど今から、ターンダウンサービスにお伺いしようと思っていたんですけど、どうされますか?」

 部屋散らかってるし、ベッドは乱れていない(はず)。

「いいです!自分でできます!」

 そう伝えると、ではこれどうぞ、と手渡してくれた。

「あ、チョコレートとキャンディー!」

というと、

「チョコレートと耳栓でしょ!」

と妹に冷静に突っ込まれた。(ほんと、キャンディーのようなかわいいピンクと緑の縞模様だったんです。)このサービスに遭遇したのは初めて。(実際にはやってもらってないけど。)またテンションがあがるお上りさんの私たち。

 折角なので、バスタブにお湯を張る。備え付けられているバスミルクも入れてみる。昨日とは打って変わって広々。寛げる。疲れた体を癒したところで、

「あ、そうだ。このお湯で洗濯すれば良いんじゃない?」

といつもの貧乏根性が発揮される。

 そうして洗濯を済ませ、部屋に干そうとしたところ

「あ、洗濯干しあるし!」

 広げるとちょうど二人分くらいの小物は干せる。(アムステルダムで洗濯した際は、持参していた荷造り用の紐にずらっと干して乾かした。)

 こうして、良かった良かったと満足のうち、眠りについた。

 それが、実はスーツケース置きだったことに気がつくのは、この旅最後の宿でのことになる。

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